”結婚したら仕事はどうするの？”
私が勤めていた会社の上司に聞かれた言葉です。
それもそのはず。
私は大学を卒業と同時に婚約をし、その年の秋に結婚をしました。
入社する時には既に結婚が決まっていたのです。
これはセクハラでも何でもなく、雇う会社側としては当然の質問でした。
せっかく入社をして教育をしてもすぐに辞めてしまうのではないか・・という
疑念があったと思います。
もちろん私は辞める意志はなかったので、同期の方と同様に入社し家から一番
近い事務所に配属されました。
（思えば、通勤が近距離になるよう、配慮していただいたのかもしれません・・・）
私の世代（40代）では、身近な友人を見ても”結婚してからも共働き”というスタイルが多く、
若い頃は生活のためというだけではなく、女性も社会で働いていたいという願望が
強かったように思います。
しかし、最近では”専業主婦”に憧れる若い女性が増えつつあると聞きます。
確かに結婚生活と仕事の両立は二人の共同生活に慣れないうちは少し大変かもしれません。
そこで”専業主婦”と”兼業主婦”について、それぞれ比較してみました。
☆お金があれば断然”専業主婦”の方が良い？
「そりゃあ、生活に余裕があれば、仕事なんでせずに家の事だけしておきたいわよ～」
と、答える人が多いかもしれません。
現に、私の友人も40歳を越えると第一声は、そう言う人が増えています。
体の衰えとは反面、子供の学費などで生活費のかかる世代ですのでストレスも
マックスとなっているのでしょう＾＾；
専業主婦の魅力
私自身、結婚をしてからも”専業主婦”になったことはなく、出産後も長男は産休のみ
次男は4ケ月の育休を取得して職場に戻りました。
しいて言えば、その時の休暇と数年後転職しましたので、その境目であった退職前の
有給休暇消化期間が”専業主婦”であったと言えるでしょうか・・。
期間限定の”専業主婦”を過ごして感じた魅力は次のとおりです。
①夫と子供を送り出したら自分の時間ができる（朝の優雅さは最高です）
②育児中は、子供のペースに合わせることができる
③外的なストレスがなく気持ちにゆとりができる
家事も育児も立派な仕事ですので、そちらに集中できるという面では理想的な家庭作りが
出来るかもしれません。
兼業主婦の魅力
これは私の個人的な意見ですが、幸せであったはずの専業主婦の期間を過ごしてみて、
ふと感じたのは、焦燥感でした。それは社会から取り残されている！ということです。
仕事に復帰し、改めて自分にはこちらの”兼業主婦”の生活が向いているんだと
実感したのです。
①家族以外とのコミュニケーションがとれる
（ストレスも増えるが、ある意味ストレス解消にもなる）
②忙しいので家庭での細かい問題が気にならない
③仕事と家庭でのそれぞれの時間が限られているため、行動にメリハリが出来る
④経済的にゆとりができる（自分も稼いでいるという気持ちでいられる）
仕事をしていると残業もあったりして、子供や家事の面では夫や両親に頼ることが
多々ありました。仕事でも家庭でもイライラとストレスを抱える日々もあり、
これで良いのかと自問自答することも・・・。
その点では、フルタイムにこだわらず、子供が小さいうちはパートで働くなど
働き方を考えても良いかもしれませんね＾＾
まとめ
”専業主婦”も”兼業主婦”もどちらも誰かに必要とされるれっきとした職業です。
必ずしなければならない事は決まっていますが、すべてを自分だけで100％にこなす
という必要はありません。
家庭にも会社にも手助けをしてくれる人は必ずいます。
専業だからと言って家庭のことだけでなく、空いた時間で知識を増やす事もできるし、
兼業だからと言って仕事を言い訳に家庭をないがしろにすることもない。
自分しだいで時間を有効に使うことが出来ればどちらも素敵な主婦スタイルと
言えるのではないでしょうか＾＾
