今回は息子のお話をさせていただきます。
私は2人息子がおりますが歳は5つ離れて産んだため、一人ずつゆっくりと(?)
子育てをしている感覚です。
長い長い小学校生活は長男が6年生になって、次男がやっと1年生。
私の住む田舎では、苦手な重箱弁当を作って持参するという秋の運動会も、11年間
続いた訳であります。
この時ばかりは、年子で産んでおけばどんなに早く卒業しただろうと悔やんだものです^^;
さて、同じ親から産まれたといえど、容姿も性格も全く違う息子たち。
それぞれに個性的で良いのですが、困ったことに次男はことに勉強が嫌いなのです。
そんな次男を公文に通わせた記憶をまとめてみました。
公文に通わせてみた結果
★まずは教室選びから
就学前に公文に通わせようと決めたのは、特に教育熱心というわけではなく
計算が速い子になってほしいと思ったからです。
(私が算数が大の苦手だったこともあり・・・)
そう決めたらまずは教室選びとなりますが、基本は家に近く送迎しやすい場所を考えますが、
公文の教室はそれぞれ個人の先生が指導されているため、各教室によっては学習に対する
熱意が違うと聞きました。
私の住む地域でも何件か教室がありましたが、一番近い所ではなく
先生が熱心だと思う教室を選びました。
もちろん、少し離れてはいるものの、同市内ですので送迎は可能エリアです。
選択は正解でかなり熱心な先生で、まるで「公文式」という宗教をこよなく愛し、
崇拝しているかのような雰囲気でした^^;
まだ4歳の息子は学習中、集中が切れ眠ってしまうこともあり、そんな時は一旦座布団を
布団代わりに寝かせ、しばらくしてから起こしてまた学習させるということも
しばしばありました。
どんな状況であれ、その日の学習量はこなすようにしているようで、夜おそくまで
息子のためにお付き合いいただく事もありました。
成長期の息子の体を心配しつつも、その熱心さには感心いたしました。
★何の教科から学習すべきか?
ありきたりの考えですが、学習の基本はやはり読み・書き・計算と思っておりましたので
国語と算数の2教科を選択しました。小学校に就学してから英語も追加しました。
算数を学習した結果と感想
算数は私の気になる計算から始まりました。
計算は、ぐんぐんと出来るようになり、スピードも速く驚かされるほどでした。
おかげで私が、あまり九九をうるさく教えたりすることもなく掛け算までは
習得できたと思います。
問題は息子の性格もあって、計算問題はスピードはあるものの「雑」でした。
答えは書いているのに100点には届かないということが多かったです。
国語を学習した結果と感想
国語は何枚ものプリントにお話しが書かれた文章読解の問題が多く、普段
好んで読書をしない息子には良い学習だと思いました。
文章を読むときは鉛筆で線を引きながら読んで、読解問題に答えを書いていくので、
テスト問題を解く練習にもなっていると思いました。
英語を学習した結果と感想
英語は早いうちに学習を始めるほうがよいと考えていました。
私たちの頃はまだ、リスニングが取り入れられつつある時代でしたので
英語は得意でしたが、リスニングと言われるとさっぱり出来ないと思います^^;
公文ではイーペンシルという道具を使ってリスニングをしながら学習します。
文法を細かく教えるというよりは流れるように覚えていくというイメージを受けました。
実は、この英語が一番効果があったように思います。
公文でつまずいた息子の実態
以上の感想を述べると全てにおいて公文学習は効果があったと思われます。
しかし、小学校に入ると問題が生じました。算数の割り算が全く出来なくなったのです。
小学校では割り算の筆算を解くとき、下へ下へと計算経過を書き下ろして、
答えを出すのですが、公文では経過を書き下ろさずに答えを上へ書きます。
最終的には公文式の方が速く計算ができるのだと思いますが、小学校の授業では
通じません。経過も書けて初めて正解をもらえるのです。
混乱して理解の出来なかった息子は学校の授業に遅れをとり、それ以来
「算数=嫌い」になり、公文をやめ、現在に至ります。
(現在は中学生になり、塾に通っております)
私の息子が言う、公文が自分に合わなかった点は下記のとおりです。
・小学校の勉強方法と違い混乱してしまった
・日々の宿題が大量にある
・繰り返し繰り返し同じ問題を解くことに嫌気がさした
まとめ
結果としては、小学2年生で公文をやめてしまい、当時は失敗だったかなと
思いましたが、今考えると、もし通っていなかったらもっと基礎的な部分で
悩んでいたのではないかと思います。
現に、英語は今では一番の得意科目となっているようです。
公文式で素晴らしい成果を出されている生徒さんも多々いらっしゃるので、
その子に合うか合わないかということであると思います。
これは塾であれ、家庭教師であれ同じことですね。
習い事は挑戦してみて「合わない事を知る」というのも子供が学習する上で
必要なことかもしれません。