“就職希望?それとも進学希望?”
母になってから、早くも18年が過ぎこんな選択を息子と実感するようになりました。
小さな頃は怪我や病気を心配し、成長期には反抗期?の怪獣と戦い、思春期も
落ち着いてきた今日この頃。手はかからなくなったものの、子育て終盤の大きな決断です。
長男は小学生の頃から野球を始め、甲子園を目指した高校球児でしたが夢を叶える事は出来ず
この夏、引退しました。これまでは野球に夢中だったこともあり正直、勉強もろくにせず
暮らしてきました。
培ったものは努力する根性とメンタルの強さ・・と言うべきでしょうか^^;
今回は中途半端な学力の息子の進路について出した結論をお話しします。
◇したいことが明確でなければ大学進学は無駄なもの?
息子の入学した高校は進学校でも普通科でもなく、かつての工業高校と商業高校が合併した
学校でした。野球をするためにスポーツの推薦で入学したものの、勉強はおろそか。
入学したころの進路希望調査では専門学校で提出しておりましたが、
学年が上がるにつれて、本人も就職?とか大学?と方向が定まらずにおりました。
その理由は次の通りです。
息子が進路を悩む原因
①明確な将来の夢が決まっていない
②大学や専門学校で具体的に学びたいものがない
③どのような職業があり、その魅力が分からない(考えようともしていなかった)
小学生の頃から将来の夢を明確に語る子もいれば、私の息子のように高校3年生に
なっても何に興味があるのかも分からないという子もいます。
夢中で頑張った野球でさえも、職業として関わっていくとなると別物で難しいものなのです。
現に私自身も大学を卒業してから就職はしたものの、今でも具体的な夢は語れずにいます。
ある意味良き?理解者と言えるでしょうか・・。
大学進学を決意した理由
大学進学は高額な費用を要します。
”学びたいことも明確ではない子供に遊びのために与えるお金は無い”と他の父兄の方からも
よく聞いたことがあります。
もちろんそれも正論であり、その子供さんたちは理解の上で就職することを選択していました。
息子も国立大学や上位ランクの私立大学を目指すことは不可能であり、選択すべきは
いわゆるFランクと言われる私立大学です。
それでも悩んだ結果、進みたい学部を決め、県外の大学進学を最終決定としました。
その選択理由は次のとおりです。
①4年間を通じて、新たな環境で今より大人になれる
②一人で暮らす経験をしてほしい(当たり前であった生活を考えて工夫するようになれる)
③勉強ももちろんであるが、多くの人と出会い様々な体験をしてほしい
④自分の将来をじっくり考える時間を与えてやりたい
人は人に育てられるもの。もしかしたら大学生活で出会った人や経験が影響し、4年後には
具体的な将来の目標を熱く語っているかもしれません^^
まとめ
高校を卒業するとひとまず、子育ても一段落。後は、息子の進む道を見守ることに徹します。
今はまだ、したいことが明確に見つからなくても良いのです。
働くことはこの先何十年も続くので、自分を見つめる時間を持ちつつ大人へのステップとして
大学進学を選んでも間違いではないでしょう。
親として必要なことは、子供がどちらでも選択できるよう貯金を怠らなこと・・ですね^^;